
前に引き続いて石井裕之氏の著書ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック(祥伝社)を購入し、読み終えた。
「ダメな自分」から脱却するための処方箋が章ごとに書かれていて、実生活での実践(本書では“ワーク”と呼んでいる)を通じて少しずつ「ダメな自分」からおさらばしてしまおうという内容である。
過去に、自己啓発や心理学関係の本で散々言われてきたことの焼き直しが散見されるなか、それでも著者オリジナルと思われる部分はいくつかあった。
●嫌なことが頭から離れないときは、目線を違う方向に向ける。
●「これから1週間、決して走らない」と決め、実践する。そうすれば自信と落ち着きが身につく。
などである。
視神経は思考と関係している、との新聞記事を読んだ記憶があり、実際やってみると、確かに一瞬は嫌なことを考え続けていた思考が中断される。
「1週間、走らない」修行の方は、電車や信号などの場面で常に急がされている都市生活者にとっては難しい。せっかちの私なんかは、携帯を眺めながらノロノロ歩いている人にもたまにイラつくぐらいだから、3日目ぐらいで走ってしまった。
ここに書かれているワークのなかで、いずれかが自分のウイークポイントに当てはまり、実践してみて少しでも突破口がみつかればめっけもんという程度の期待値で、この本を手に取ったほうがよいだろう。
「できることから、まず始める」という著者のスタンスには同感である。



