桜井章一。
伝説の“雀鬼”。
麻雀界で、プロ雀士として、20年間不敗という金字塔を打ち立てた男……
という噂は聞いていた。
さらに、単行本も一時期の勝間和代なみにバンバン刊行されているのを知って、興味を持っていた。
で、先日、近所の大型書店に立ち寄ったところ、平積みしてあった精神力 強くなる迷い方 (青春新書INTELLIGENCE) をガマンできずに購入。
さっそく読んでみると悪くない。読者の質問や悩みに、著者がQ&A方式で回答していく形式なので、読みやすい。それでいて、悩みを抱えている若い人が読んだら、たちまちファンになってしまうのではないかってぐらいの、断定調、言い切りが心地よい。
たとえば、23歳の男性からこんな悩みが寄せられる。
「親の離婚をきっかけに、悪いことばかり起こるようになった。彼女とも別れ、会社も辞めてしまった。どうしたらよいでしょうか?」
著者はこう答える。
「誰かが何をしたから困ったことが起こっているんじゃないよ。自分が困った男だから、まわりに困ったことが次々に起こってくるに過ぎない。
だから君の豊富な悩みの解決法はただひとつ。まわりの問題を解決しようとは考えず、自分を改良して、君自身から困った部分を取り除くことにある」
う〜ん、こんな風に一刀両断されたら、23歳の彼はたちまちファンになっちゃうよなぁ。
以降、私が気になった個所を、要約しながらメモメモ。
●順調も不調もともに長くは続かない。ただし、ツキがまわってくるまで、工夫や努力を続けていくこと。
●「楽しみも苦しみも共に我が親友なれ」(桜井氏が好きな言葉)
●(集中力のつけ方)
まず全身に力を入れる。体を踏ん張らせて、緊張させる。次に息を吐きながらすべての筋肉を弛緩させる。
●陰に隠れた善い行いが“陰徳”。誰かに知られたら、得を積んだことにはならない。
(こんなご時世に、こういう考え方、好きだなあ)
●情報は第1次と第2次の2つに分けて考えている。第1次情報はひらめきやカン、第2情報は理屈や理論。第1次情報のほうを大切にする、なぜならば、「瞬間は愛なり」。物事を瞬間でとらえることが愛なのだ。
こんなところかな。新書価格であれば買いだと思うな。



