主観@雑感: 「日本の難点」「罪と罰3」「10歳の放浪記」

2009年07月23日

「日本の難点」「罪と罰3」「10歳の放浪記」

最近読んだ本の記録。

日本の難点 (幻冬舎新書) (宮台真司)
政治、経済、外交……有象無象のテーマをひとりでぶった切り、みたいな本。
私が気になったのは、アメリカの年次改革要望書について触れた箇所。

「建築基準法改正も郵政民営化も裁判員制度も農産物自由化も、年次改革要望書に日本政府が非対称に従属した結果です」


とは知らんかった。つまり、アメリカの言い分を素直に聞いて従ってしまったということでしょ。郵政民営化は、例えば保険分野では、アヒルさんのCMでおなじみの米国系企業なんかを儲けさせようとの狙いがあるんだろうが、建築とか裁判は何がターゲットなんだろうか。
いずれにしても、ボリウムがあって価格のわりにはお得な本です。

罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) (ドストエフスキー)。古典や名作を毛嫌いしている人は、ぜひ手に取ってみて下さい。読みやすさに驚きますよ。

それにしてもスヴェドリガイロフはなぜあのような最後を遂げたのか。妻殺し、ロリなど、あれだけの悪党なら罪の意識を感じないんじゃないか。

参考日記

10歳の放浪記(上條さなえ、講談社)
日経新聞に著者の聞き語り記事が載っていて、思わず引き込まれて図書館で借りた。

児童文学の作家さんの半生記。父親の事業の失敗や酒乱癖、家族への暴力などの不幸が重なって、父と娘(そのときの著者は10歳くらい)2人でのドヤ街暮らしを余儀なくされる。
食べるものも着るものもないなかで、街の人たちの好意に支えられて何とか生きている健気な主人公に、オッサン(オレ)の涙腺はゆるみがち……

昭和の時代だから、このような市井の人々の親切が受けられたかもしれない。でも、今はムリだろうな(誰もがケータイみながら、音楽聴きながら歩いている世の中だもの)。であるからこそ、そういう子供たちへの救済は社会システムが担わなきゃいけないんじゃないの、と。

それと、今まで自分は子供に苦手意識があったが、街を歩いていて子供が困っている場面に出くわしたら、あえてコミットしてみようと思った。
posted by よしじろう at 21:53| 神奈川 霧 | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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